秋のめぐみ

ムカゴ
《ムカゴ》11月
     ムカゴというのは、山芋(自然薯)の実です。
     実といっても、花が咲いて出来るのではなく、蔓の途中に、
     山芋と同じような形質の球体が育ってくるのです。
     もちろんこれを土に埋めてやると、永細い山芋になります。
     山が紅葉してくると、山芋の蔓は黄色く色づきますが、この季節に
     ムカゴも成長して、葉が落ちる頃には地面に落ちてしまいます。

            『調理の例』
    湯がいて、軽く塩を付けてそのまま食べると、酒のつまみとして
    なかなかですが、この季節の愚為庵では、ムカゴご飯となります。
    良く洗ったムカゴと、お塩少々、だし昆布、お酒少々を入れてご飯
    を炊きます。

         
          かすかな山芋の香りと、ムカゴがつぶれる
          ときの歯ごたえが何とも言えません。


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ナメコ
《ナメコ》10月下旬〜11月下旬
     通常見かけるナメコは、瓶に詰めたおがくずで栽培された
     もので、だいこんおろしを掛けてそのまま食べるか、
     みそ汁に入れますが、原木を使った自然栽培のナメコは、
     季節が限定されてしまうものの、大きさといい歯ごたえといい、
     全く別のキノコといっても良いくらいです。

         
              この大きさがわかりますか?。
『調理の例』
愚為庵“旬”のお勧めレシピ

〔ナメコのうま煮風〕
林の中で落ち葉を被って成長したキノコは、当然のことに
 葉っぱのゴミが付いていますので、きれいに洗い流します。
ぬめりが自然に出てきますが、これがナメコの旨さの元。
 いしずきの先端を取るだけで、足もそのまま食べられます。

    [原木ナメコ100g当たり]
           お水‥‥‥‥‥150cc
          カツオだし‥‥‥‥少々
          日本酒‥‥‥‥‥少々
          砂糖‥‥‥‥‥‥15g
          塩‥‥‥‥‥小さじ2分の1

              ※あくまでも目安です。
      ●上記の物を適当な鍋に入れ、中火に掛けます。
      ●ふいてきたら細火に変えて、吹きこぼれないように注意。
    5〜6分で出来上がり。冷めるにつれて味がなじみます。
        注;冷めると塩味が立ってきます。
          それを読み込んで味加減の調整をしてください。
      そのまま食べてもよし、ご飯に乗せてもよしですが、だい
      こんおろしや一味をかけても味が引き立ちます。


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